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【徒然なるままDIARY】

映画、音楽、写真(カメラ)、旅行、絵画、オーディオ等…作者「NOBU」の興味があることを書きます。

新宿スクランブル・其の四

 新宿って少しあやしくてごった煮のような街…こんなイメージがあるけれど、春待ちの天気がよい休日は陽光にあふれていた。

 「新宿昭和館」をご存知だろうか。
 任侠映画専門館で地下には成人映画専門館もあった。
 これぞ、ごった煮的ややあやしい新宿(の雰囲気)を代表するような映画館だった。
 僕は任侠映画は観る事はあるが特にファンというわけではなく、足を運ぶ機会はなかった(新宿の他の名画座にはよく足を運んだ)。今回、「新宿昭和館」をの跡を歩いたところ、「K's cinema」というミニ・シアターになっていた。
 
 フェリーニの「8 1/2」(ご存知だと思うが、「はっかにぶんのいち」と読む)を上映していた(「新宿スクランブル・其の壱」の1枚目(新宿スクランブル1))。新宿の路地裏でフェリーニと出会えて、思わずにんまりとする。「8 1/2」は映画的な魔力にあふれているが、やはり衝撃を受けたのは「道」だ。人間の残酷さ、無垢な心…少年の心にガツンとパンチをくらった。写真に写っているのはマルチェロ・マストロヤンニ。こんな色気のある大人になりたいと思いつつ…大人らしい雰囲気皆無の大人になってしまった…。

 フェリーニにとマストロヤンニに敬意を表し、時間をかけて撮影した。
 この一枚…スナップではない。アングルをかえ、場所をかえてベストと思えるように撮ったつもりだが…すごく軽い感じになった(ま、いいか…)。

 末広亭の方へ歩く。
 「六代目 三遊亭圓楽」ののぼりが目にまぶしい。先代の圓楽師匠が亡くなったのは悲しいことだが、楽太郎師匠が「三遊亭圓楽」を襲名した明るさがあった。

新宿スクランブル31

 このあたりは、駅周辺ほど人混みはなくゆっくり歩ける。
 ちなみに末広亭の近くに「満月廬」という中華料理店がある。
 安くておいしい。気軽に入れるので家内と時々訪れていた。

 またぶらっと歩く。
 路地に入ると朱色の鳥居が目に入る。

 今年の初詣に「花園神社」を訪れた。
 新宿駅から離れていてるが…メジャーなのだろう…参拝客が行列をなしていた。
 あまりにも混んでいるので佃、深川に移動したことを思い出す。

新宿スクランブル32

 僕は詳しくはわからないが…境内にあるこのお稲荷さんは女性にとても人気があるそうだ。
 この日も熱心に参拝している女性がいらっしゃった。

 そうそう…花園神社近くのビルにひっそり(と表現したくなる)、やや疲れた風のフランス国旗があった。

新宿スクランブル33

 残念ながら食事をとった後だったのでランチをいただくことは出来なかった。
 こういうお店…見ると入りたくなる。

 新宿ゴールデン街をぶらっとする。
 ゴールデン街は格好の撮影ポイントだと思うが…撮影は「有料」なのだそうだ(許可が必要)。
 僕よりも上の世代の方にとっては特別な想いをもたれる場所なのだろう。

 少し歩いて路地に入ると…「どん底」という強烈な看板が目に入る。
 僕はこのお店に入ったことはないが、とても有名な店だ。

 店名はゴーリキーの「どん底」からとったのだろう。
 新宿で一番古い居酒屋だ。
 
新宿スクランブル34

新宿スクランブル35

 今度、お店に入ってみようと思う。
 新宿の歴史の一端を感じられるだろうか。

 歌舞伎町に移動する。

 歌舞伎町から映画館が消えている。
 周囲にいくつかシネコンが出来、その影響で観客が激減したとのこと。
 しかし、閉館した映画館は長年設備投資を怠ってきた。上映プログラムに工夫が見られない。
 旧態然とした空調、腰が痛くなるシート、前の人の頭が気になるような映画館に誰が来るのだろうか。
 プログラムだって何の工夫もない。
 酷な言い方かもしれないが…当たり前の淘汰だと思う。
 
 しかし…日本一大きなスクリーンをもつ「ミラノ座」だけは残ってほしい。
 「新宿プラザ劇場」なきあと、ここはいわゆる「大劇場」の最後の砦だ(「新宿スクランブル・其の三」の9,10枚目(新宿スクランブル27,28))。場内はスロープ状になっており、スクリーンはとても観やすい。

 さて…こうしているうちにフィルムを一本撮りきってしまった。
 久しぶりにライカM6TTLを持ち出した。
 僕にはまだ使いこなせていないが…やはりよいカメラだと実感する。
 
 今回で「新宿スクランブル」は終了です。
 ご覧になっていただき、ありがとうございました。

テーマ:銀塩写真 - ジャンル:写真

  1. 2010/03/24(水) 05:28:18|
  2. カメラ・写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

NOBUさん、こんばんは。

少し前の香港の写真とは雰囲気が全く違いますね。
ただ単にレンズの違いというのではなくて、やはり街や人の雰囲気が違うように思えます。

新宿も多国籍的な街だと思いますが、撮影の場所とか撮影時間にもよるのでしょうかね。
  1. URL |
  2. 2010/03/24(水) 20:57:07 |
  3. 小田原のジジ #-
  4. [ 編集]

日本の映画も努力次第では、もっと、流行するものと思いますねー。
新宿の街は。第二の、東京タウンといわれているそうですが、札幌の、新札幌も、あやかって15年くらいかかってやっと賑わいが出てきました。
アイヂアとか、サービス精神だと思いますね^^帰国すぐのUPご苦労様でした。!愉しかったです。!!
  1. URL |
  2. 2010/03/24(水) 23:51:10 |
  3. 荒野鷹虎 #-
  4. [ 編集]

いつか歩いてみたいな・・・と思いますが・・・歩けるかな、この方向音痴が・・・。笑)
  1. URL |
  2. 2010/03/25(木) 07:10:38 |
  3. ひげ #-
  4. [ 編集]

こんにちは。

「8 1/2」スゴく強烈に印象に残ってます。カッコいい…と感動しました。
画の撮り方もお話もマストロヤンニの演技も全部当時の私のツボでした。
また観たい気持ちになりました。
「道」は見終わった後に嫌な気持ちになりました。
ニーノ ロータの映画はどれも後味が良くないです。
それだけ悲しみの表現が鋭いのでしょうね。
今の私には観れません。
昔ニーノって名前を猫につけました。
奇麗な野良でした。家猫になってくれず外でご飯をあげてました。
たまに泊まってどこかへ出かけて行きます。
最期は何故かこたつの中で天国へ。
NOBUさんのブログは昔をたくさん思い出させてくれます。


  1. URL |
  2. 2010/03/25(木) 13:29:49 |
  3. キャロル #/.OuxNPQ
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 みなさん、こんにちは。

 >小田原のジジさん

 ありがとうございます。

 香港はやはりエキゾチックな感じがしますね。
 それと天気がよくなかったので全体的にどんよりした印象があると思います。

 この日はとてもよい天気で、新宿が明るく感じられました。
 日の光はあたたかいのですが、空気はまだ少しひんやりしています。

 M型で撮る時はG2とは違った思考回路が働きますね。
 正直なところ、意図した通りに撮れたものはほとんどないですが…自分でシャッタースピード、絞りを決める過程が楽しいです。

 >荒野さん

 ありがとうございます。

 新宿歌舞伎町の映画街はがらんとしていました。
 写真にもありますが…休日なのに歌舞伎町の広場はあまり人がいません。

 今、「午前10時の映画祭」が開催中です。
 映画ファンにとっては嬉しい映画祭です。
 多少映画館が古くても映画ファンの琴線に触れるようなプログラムを組むと…映画館が光って見えると思うのです。

 僕は映画で人生観がかわりました。
 素晴らしい映画はそういう力があると思います。

 >ひげさん

 ありがとうございます。

 新宿は釧路と正反対の街だと思います。
 雑踏は誰でも迷うと思います。

 新宿はモノやサービスという点では何でもありますが、ないのは大自然でしょうね。

 >キャロルさん

 ありがとうございます。

 フェリーニ監督の作品は「8 1/2」でかわったように感じました(もちろんリアルタイムではありませN)。映画もポスターもかっこいいです。「道」はとても哀しいです。観終わったら涙があふれて止まりません。ジェルソミーナの無垢な心…決して忘れないと思います(確かにつらい映画ですね)。

 「ニーノ」ちゃんという名前、かわいいです。
 自由なニャンだったんですね。
 こたつの中…あたたかくていつ天国に行ったかわからなかったでしょう。

 中学生の時に映画に目覚めて…映画ばかり観ていました。
 今はDVDやビデオがあるのでいつでも観られますが、当時は昔の映画を観たくてもなかなか観られませんでした。
 新聞の映画欄を毎日のように眺めていたことを思い出します。
  1. URL |
  2. 2010/03/25(木) 20:22:45 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

お稲荷さんの狐さんに惹かれました。

どん底のメニュ板がいいですね
店内を想像してます。
  1. URL |
  2. 2010/03/25(木) 22:14:06 |
  3. 山彦 #2AuWRls6
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 山彦さん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 ここのお稲荷さんのお狐さんは江戸末期につくられたそうです。
 子狐が珍しいと思います。

 「どん底」はとても有名なお店です。
 僕は詳しいことはわかりませんが、お店のHPがあるので貼り付けておきますね。

どん底
http://www.donzoko.co.jp/

 久しぶりに写真を撮りました。
 体調がよくなかったこともあり、なかなか写真を撮れませんでした。
 これから桜が美しい季節ですね。
  1. URL |
  2. 2010/03/25(木) 23:06:53 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

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