【徒然なるままDIARY】

映画、音楽、写真(カメラ)、ネコ、旅行、絵画、オーディオ等…作者「NOBU」の興味があることを書きます。

お涙頂戴映画はいらない

 主人公が突然病気になる。あるいは主人公の恋人が思いもかけずに病気になる。

 病気と言っても難病だ。
 癌がちょうどいいかもしれない。

 余命宣告される。
 それでも明るく懸命に生きる。
 抗癌剤で毛は抜けてしまった。
 ニットの帽子が痛々しい。

 やがて時が経ち、主人公が亡くなる。
 あまりにもあっけない結末。
 号泣する恋人と家族。
 人の命ははかない…ここで観客は涙を流す。

 ふざけるなと言いたい。
 どうして、こうも安易に主人公が死んでしまう映画が多いのだろう。
 命命宣告がなされたら…残り時間は「確定」してしまう。
 そりゃあ、感情移入する観客は涙を流すだろうさ。
 涙が流れればストレスは発散される。

 泣ける映画が当たる。
 それじゃ、主人公を死なせよう。
 癌がいいか白血病がいいか…。

 感動って、こんなに安っぽいものだろうか。
 前向きに一生懸命に頑張って、それを克服するところに感動があるのではないか。
 
 主人公が死ぬ安易な設定の映画やドラマでは、病院での治療だけしか描かれない。
 しかし、実際は病院で行われる西洋医学の治療だけでなく、サプリメントやその他、東洋医学的な治療を行っている患者が多い。そして、末期癌であっても、病院で見放された患者であっても、助かっている人はたくさんいるのだ。こういう安易な映画は、「癌=死」というイメージを植え付ける。これは有害情報だ。

 もうずいぶん前になるが、「ロレンツォのオイル」という映画を観た。
 ご存知の方がいらっしゃるだろう…。
 この感動こそ、本物ではないか。

 感動って、そんなものではないだろう。そうではないか? 
 安易に主人公を難病で死なせる、お涙頂戴映画はいらない。
 

テーマ:映画関連ネタ - ジャンル:映画

  1. 2008/09/20(土) 12:05:51|
  2. 映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15
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コメント

同意です。
テレビでも映画でも子供向けアニメでも、人が死ななければ話を作れない。
そんな物が余りに多すぎますよ。
特にテレビ番組では、タレントの涙を大バーゲン。
いつからこんなに死や涙が安くなってしまったのか。

癌=死ではないし、涙や生死はもっと根源的で泥臭いものです。

ただ、映画やテレビは娯楽ですから、
分かりやすい涙頂戴映画も必要だとは思いますけども。
それにしたって余りに安直な物が多いですね。
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 15:12:18 |
  3. スメハッチャン #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 スメハッチャンさん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 本当に、お涙頂戴、泣かせ映画・ドラマが増えましたね。
 先ほど病院から帰ってきましたが、病院近くのレンタル・ビデオ店で、邦画のDVDを手に取ってみると…主人公が癌になってしまう映画がやたらと目に付きました。

 泣くとすっきりするんですね。
 その場限りの涙であっても、エンターティンメントとして成り立っているのでしょう。

 癌=死ではありません。
 僕は、ある癌のSNSに参加していますが…末期癌、進行癌から快復されて健康を保っていらっしゃる方が何人もいらっしゃいます。

 お涙頂戴映画やドラマは、商業第一主義の映画会社、民放等では必要でしょうね。
 でも…主人公が癌で亡くなる映画のCM、予告編は、癌患者や家族からすると、かなりきついです(すぐにチャンネルを回してしまいます)。
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 20:17:42 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

NOBUさん おひさしぶりです。

最近、寝ているかのような毎日をおくっています。

記事を書くのも億劫というか・・最初の言葉が出てくれません。
冬を待つか・・・などと真面に思ったりしています。

NOBUさん 確かに腹立たしくなりますね・・・自分の関係ないところでの出来事にはそうなのかもしれません・・・まして最近のTVは目にあまるものがあります。短絡的にしかものを見ない風潮は・・・まさにTVが作り上げているのかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 21:05:25 |
  3. ひげ #-
  4. [ 編集]

こんにちは(^-^*)/

ロレンツォのオイルを知らなかったので調べてみましたが実話なんですね。
昔ほどではないにしろ、今でも癌イコール死をイメージする方は少なくないと思います。
それはテレビドラマの影響なども少なからずあるのかもしれませんね。
NOBUさんもそうでしょうが、ロレンツォの家族のような方々がそんなテレビドラマを見たならどう思うかと考えると切ないです。
スマイリーがまだ小さい頃、母方の祖母に癌が見つかりまして、わかった時には兄弟みんなそれこそ「あとどれくらいの命なのか、、、」と落胆していましたが、結局92歳まで生きました。
60歳くらいで病の進行が遅かったせいもあるとは思いますが、今や癌は決して不治の病だとも思いません。
人間の可能性にはまだまだ未知の部分がたくさんあると思います☆
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 21:14:11 |
  3. スマイリー #y4xOulEw
  4. [ 編集]

誰も・・・

NOBUさん、

NOBUさんの言うことに誰も反論できない。
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 21:22:53 |
  3. コロ #HSo7gLBY
  4. [ 編集]

こんばんは

NOBUさん、こんばんは。
今日のNOBUさんの記事を拝見させて頂き、ハッ、それは一理あるな!
と思いました。私の中で近年の映画、「一リットルの涙」もそうであった
ように、ではもし、同じ難病で苦しむ患者さんがそれを観たらどんな風
に思われるか・・・。ですよね。
健常者の私は今までそのところを深く考えようともせず漠然と観ていた
ことが、今更ながら恥かしく思えるようになりました。
患者さんの病を脚本化した映画の鑑賞収益は難病に苦しむ方々への
治療や薬品の開発費に還元しなければならないという、法律をつくれば
多少は気持ちが救われるかも知れませんが・・・
何れにせよ、気付かせてくださったNOBUさん、ありがとうございます!
  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 21:29:23 |
  3. 伊織 #4DOcPobI
  4. [ 編集]

本当に・・・

NOBUさん、こんばんは。

最近でこそどうか分かりませんが・・・少し人の死を美化するような時期もあったように思います。
そうすることにより「美しい」そして「記憶に永遠に残る」等と・・・。
しかし実際は病も死も美しいものではありません。
何もしなくとも人には寿命があるのですから・・・。
必要以上にその部分を強調するのは賛同できませんね。
命は尊い・・・と言うことを伝える方法は他にもあるように思います。

そして・・・病にかかっても人はそんなに簡単に死んだりはしません。
私の身近にも最近そういう人がいますから。
長い時間の壮絶な戦いをへて、今は元気で何事も無かったようにしています。


  1. URL |
  2. 2008/09/20(土) 21:39:50 |
  3. わっち #-
  4. [ 編集]

私も以前、最近の号泣ものはどうにかならないかという事を書いたら
ある方がきっちり記事にして下さって溜飲が下がったことがあります。
NOBUさんもご存じかと思いますが身近で医療の進歩を感じています。
こうしている間にも新しい治療法が見つかっているかもしれませんね。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 00:03:07 |
  3. naomi #3un.pJ2M
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 みなさん、こんにちは。

 >ひげさん

 ありがとうございます。

 ブログで釧路の美しい自然(の写真)を拝見しています。
 素晴らしいですね。

 ここ数年で、2人の家族が病気になりました。
 2人とも末期癌です。
 父は、癌と闘って寛解(腫瘍が消失)しました。
 家内も、病院の誰もが治らないと思っていたところ…着実に改善しています。
 癌はきちんと対処すれば治る病気です。

 泣かせ映画・ドラマの設定があまりにも安易だと思います。
 癌で死なせる…もう本当にいい加減にして欲しいという気がします。

 >スマイリーさん

 ありがとうございます。

 「ロレンツォのオイル」は実話を元にした映画です。
 やみくもにドラマティックに描くことなく、静かな感動を覚える作品になっています。
 
 主人公が死ぬと、観客は悲しい気持ちになります。
 交通事故や災害によって死ぬ場合は、突然すぎるので適していません。
 癌は、死ぬまで時間があります。これが映画やドラマには都合がいいのでしょう。
 
 お祖母様が92歳で亡くなられたこと。天寿を全うされましたね。
 腫瘍があっても、それが大きくならなければ通常の生活を送れます。スマイリーさんが書かれているように、ご年配でしたから癌の進行が遅かったのでしょうね。無治療だからこそ、長生きされたのかもしれません。

 >コロさん

 ありがとうございます。

 映画やドラマは娯楽でもありますから…楽しめればよいという考えがありますね。
 世の中には泣けてスッキリするしたいという「需要」があると思います。
 主人公が癌で亡くなってしまう…一作でしたらまだしも、ここ数年で数多く制作されています。
 あまりにも安易に過ぎるように思います。

 父は6ヶ月から1年という余命宣告がなされました。
 絶対に治る、治してやると、僕ら家族は誓いました。
 振り返ってみれば、寛解に至るまでが、父と僕らの(父の)癌に対する勝利のドラマでした。
 癌=死ではありません。

 >伊織さん

 ありがとうございます。

 「1リットルの涙」は未見です(時間がありましたら、観てみたいです)。

 映画やドラマによってあまり知られていない難病が世の中に周知出来るというメリットがあります。
 逆に、難病に苦しんでいる患者や家族にとってみれば、あまり快くないものかもしれません。
 難しいところだと思います。

 難病を扱っても、心ある映画・ドラマであれば、名作として残ることもあるでしょう。
 安易な設定のものは、「その時」だけで終わってしまうと思います。
 
 最近の映画やドラマで、主人公が癌で死ぬという安易な設定が多いことは、僕には不快に感じます。
 しかし、多く作られるということは、結局、市場が求めているのでしょうね…。

 >わっちさん

 ありがとうございます。

 誰しも死ぬことはおそろしいと思います。
 映画やドラマで、確かに「死」を美化するような傾向がありましたね…。

 「生と死」を描く映画やドラマは多いと思います。
 死は誰もが避けられません。だからこそ、生きることが大事…生きることは素晴らしい…ここを描くものであって欲しいです。

 私見ですが、芸術は人を幸せにするものだと思います。
 死を美化しても、人は幸せになりません。

 癌患者の中には「癌になってよかった」と言う人がいます。
 これは強がりでも何でもありません。
 癌になったからこそ、何が大切か、何が幸せかが見えてきたのだそうです。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 00:11:28 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 naomiさん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 同感です。
 最近の号泣ものはどうにかして欲しいです。
 特に、主人公が難病にかかって死んでしまうものはどうにかして欲しいです。

 うちの主治医は最近、ビタミンCの大量点滴による治療を始めました(家内はまだやっていません)。
 ビタミンCの抗酸化作用は昔から知られていましたが、患者に害がなく、癌細胞を殺す効果が認められるという論文がアメリカで発表されました。

 医療は確実に進歩していますね。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 00:28:37 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

おはようございます

人の死によって観る者の「泣き」を狙った映画・・・ 
逆に、死によって人は泣かねばならないというのを
無意識に強要している気がします

 

  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 06:12:38 |
  3. 松本麗香  #N.vW.TCs
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 松本さん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 その通りですね。
 この手の映画を観るつもりではなかったですが…目的の映画と併映されていて辟易したことがあります。
 僕は涙は一滴も出ませんでした。
 ただ…映画としては、泣かねばならないという作りになっていました。

 映画会社は、ヒット作を製作する必要があります。
 人の死で「泣き」を狙った映画であっても、市場が求めているのであれば、作り続けるでしょう。

 ストレスフルな世の中ですから、「泣いてスッキリする映画」が求められ、映画会社はそれに応えている…。
 これが現実だと思います。

 ただ…本物の感動って、こんな「その場限りの涙」だとは思いません。
 我が国の観客はもっとレベルが高いと思います。
 そのうち、安易な企画、設定に市場が飽きる(気づく?)と予想しています。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 06:39:50 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

NOBUさんが
おっしゃるように
観客を 軽く見ているなぁと
思ってしまいます。。

アクターにも
ここで 号泣するようにって
指示が出て
呆然として 泣かない
そんなナチュラルな演技をしたら
プロデューサーから
文句が出たそうですょ^^

今 一番観たいのは
コッポラの 胡蝶の夢です♪
京都に来ないかしら。。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 09:25:17 |
  3. 吟遊詩人☆ #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 吟遊詩人さん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 舞台は誇張して、映画は自然に演技するのが基本ですね。
 某作品のCMで俳優が号泣するのを見て、「これで観客に訴求するのだろうか」と思ったことがあります。
 号泣する側も、本意じゃないとこらがあるだろうな…と、想像します(吟遊詩人さんが書かれていること…やはり、本意ではないことがあるのですね)。

 黒澤監督の「生きる」は、現代の医療レベルとは比較にならない状況のものですが…「泣かせ」どころか、人が生きる意味を追求した素晴らしい作品だったと思います。初めて観たときは、涙が出る前に身体がブルブルと震えてきた記憶があります。今でもあの時の感動はしっかり覚えています。

 「胡蝶の夢」…いいですね。
 キネマ旬報の特集記事を読んで、「これは観る」と決めました(名画座(三軒茶屋で)観たいと思っています。。
 東京では渋谷で単館上映中ですね。どうなのでしょうか…公式HPでもその後の上映劇場の情報はありません。
 コッポラ監督が久しぶりに、「自分の映画」として撮った作品です。
 楽しみです。
  1. URL |
  2. 2008/09/21(日) 13:27:07 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
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  1. |
  2. 2008/09/21(日) 15:05:26 |
  3. #
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