【徒然なるままDIARY】

映画、音楽、写真(カメラ)、ネコ、旅行、絵画、オーディオ等…作者「NOBU」の興味があることを書きます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

映画だらけの日

 大林監督作品を観たくなり、尾道三部作「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」をDVDで観る。

 1983年に、テレビ放映された「転校生」をビデオ録画し、何度も何度も繰り返して観た。テレビ放映版は若干カットされており、独自に音楽に手が加えられている。どうしても劇場公開版を観たくなり、情報誌「ぴあ」で、明治大学の和泉校舎で映画研究会が上映することを知り、かけつける。16ミリ版の上映なので、正確には35ミリの劇場公開版とは違う(縦横比が違うので左右がカットされる)。それでも、念願の(フィルム)カット前の「転校生」を観る事が出来、感激した。ちなみに、映写機の近くで鑑賞したので、カタカタという音がより気分を盛り上げてくれた。

 この年の夏休みにアルバイトでお金をため、尾道へ足を運んだ。まるで夢のような数日間だった。憧れの街にいる…これだけで、気持ちが盛り上がった。当時は、ロケ地マップはなく、すべて自分の足でロケ地をさがした。喫茶店の「TOM」が大林監督のファンのたまり場だったようだ。その当時の僕は、この想いは自分だけのもので、他の方と共有するものではない…そんなものだった。孤独だけれど、映画世界に入り込むことが出来、僕は幸福だった。

 尾道三部作は、もう30年前の公開なのに、古さは一切感じない。当時と同じ気持ちで映画を観る事が出来る。

 三部作を観終え、同じく大林宣彦監督作品「なごり雪」を観る。DVDは二枚組になっており、一枚はメーキングになっている。
 ついこの前に公開されたように感じていたが、公開後10年を過ぎているとに驚く。僕は、公開後間もない、有楽町スバル座で観た。映画を観終わった時は、まるで滝が流れ落ちるように、落涙した事を思い出す。

 メーキングを観て、映画作りには精神的な豊かさが重要だとあらためて思った。日本映画をあまり好まない方は、スケール感やお金のかけ方に、限界を感じているのではないだろうか。こう思うのは、かつての僕がそうだったからだ。「なごり雪」のメーキングでは、出演者、スタッフはもちろん、ロケ地となった臼杵市のみなさんや、応援にかけつける他の街のみなさんの気持ちも記録されている。ハリウッド映画と比較すれば、予算は限られているだろうし、スケジュールもタイトだと想像する。しかし、一本の映画を作るキャスト、スタッフ、応援する人々の想いは、できあがった映画からも伝わってくる。

 「時をかける少女」は、ここ数年で、アニメや実写でリメイクされている。ちなみにどれも素晴らしい出来なので、興味をもたれた方はご覧いただきたい。大林監督の「時をかける少女」は原作に独自の解釈をくわえている。そのテーマは、映画の冒頭で示されるのでここではふれない。ご覧になった方は、独特な一本調子のセリフを思い出されるかもしれない。監督は、ボイス・トレーナーをつけて、まるでセリフを棒読みにするように演出した。美しい日本語で、あの独特な世界を構築する意図があったと思う。なお、同じ演出法は「なごり雪」でも取り入れられている。

 本当に、久しぶりに映画だらけの日を過ごした。
 もっと、気持ちに余裕をもたせて…今度は映画館で映画漬けになりたいと思う。
 それでは。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2013/06/17(月) 19:26:35|
  2. 雑談
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<週末でも好き勝手に書きます | ホーム | 久しぶり好き勝手に書きます>>

コメント

久々に投稿します。

時をかける少女は、私はテレビ放映のを見て、衝撃を受け好きな作品の一つです。
確か、理科室の実験用のビーカーが倒れて、煙が出るシーンがありますね。未来から来た男の子(深町くんという名前だったような…)が好きでした笑、覚えてます。

nobさんは、もともと映画が好きということなのですが、ブログを拝見させて頂いてますが、これまでいろいろな事があって、好きで楽しむことに目が行かなかったかと思います。しかし、いまこうして、好きだった作品をまた見て感動できたのは、良かったと思います。毎日、せかされて過ごす中、しがらみや周囲との摩擦で、何とかやらなきゃと、自分を振るいたたすことはありますが、もともと持っていた好きなこと、趣味が頭から無くなると、場合には 心身とも骨皮筋男に笑、なってしまうところです。

映画三昧、いいと思います(^^)。

この、"いまを楽しむ"ことを、除外しないで下さいね。楽しむことは、カラダの源(ワカモトみたいな笑)なものですよね。

ちなみに、私の源になっている映画は、邦楽では 時をかける少女、恋する女たち、洋楽では、スタンドバイミーです。

nobさんの映画三昧のお話しを読んでいたら、昔好きだった映画をまた、見たくなっています。

ありがとうございます。
  1. URL |
  2. 2013/06/18(火) 08:50:37 |
  3. 三毛猫は元気にやってます(^^)。 #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 三毛猫は元気にやっていますさん、こんにちはは。

 ありがとうございます。そして、お久しぶりです。

 テレビ放映が、作品とふれあう機会になることがありますね。僕は、「時をかける少女」は、公開前の試写会で観ました。「転校生」とは違った雰囲気ですが、尾道や竹原の空気感はよく出ていたように思ます。

 深町君は、不思議な存在ですね。ちなみに、ご存知かもしれませんが。深町君を演じた高柳良一さんは、もうだいぶ前に普通の生活をしたいという事で、芸能界を引退されています。今はきっとよい家庭を築かれているでしょう。

 忙しくて余裕がないのならまだしも、仕事を再開出来ていない、安定した生活が出来ていない不安感からの余裕のなさは、早く解消したいです。もっとも、こうしてDVDで好きな映画を観る事が出来たのは、以前とは違う自分であるとも思います。記事には書きませんでしたが、大好きな(同じく大林監督作品の)「北京的西瓜」も飛ばし飛ばしでしたが、観る事が出来ました。

 今を楽しむ…大切な事です。ここ数年は、今を楽しんでいるという実感をもてなかったように思います。本当の意味で立ち直るには、ここが必要でしょう。

 「時をかける少女」「恋する女たち」「スタンド・バイ・ミー」…どれも素敵な作品ですね。大好きと言える作品があると、心が豊かになれると思います。

 僕は、大林監督作品と出会って本当によかったと思います。好きな映画作家は他にもたくさんいます。でも、やはり大林さんは特別な存在です。

 たくさん好きな映画をご覧になって下さい。

 それでは。
  1. URL |
  2. 2013/06/18(火) 17:59:22 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

深町くん

役をされていた高柳さんはだいぶ前に引退されていたんですね。知りませんでした。高柳さんは、自然と落ち着いた感じで、好きな俳優さんでした。ちなみに、原田知世さんも自然な感じが好きです。

nobさんのブログを拝見してるうち、私は、もともと好きだった映画やドラマを思い起こせるようになりました(^^)。ありがとうございます。

皆それぞれ自分に、元気をもらった作品が映画や、テレビにあったなぁと、思い出せていて。私自身は、ドラマはオレゴンから愛、アルザスの青い空(このような名前だったように思います。)懐かしいなぁ。日本人家族が異国の地で生きるさまを描いた物語を、夏休みに特別編で(オレゴンから愛)やる時は、釘付けで見ていました。

nobさんのブログのおかげで、そうゆう心が真っ白だった頃の作品を、再び思いだせ、良かったです。

今日も心のノートを白くしたいな。

また、寄ります(^^)。
  1. URL |
  2. 2013/06/19(水) 10:47:34 |
  3. 三毛猫は元気にやってます(^^) #-
  4. [ 編集]

今、映画が作られています

 三毛猫は元気にやっていますさん、こんにちは。

 ありがとうございます。

 高柳良一さんについては、大林監督も惜しがっていらっしゃいました。映画「彼のオートバイ、彼女の島」のあと、引退されたのですが、この作品では従来のキャラクタと違った役を演じていて興味深かったです。今、ちょっと調べたら、引退後は角川書店を経て今はニッポン放送に勤めていらっしゃるそうです。何でも、一昨年に有楽町で行われた「時をかける少女」の上映会の際、大林監督と原田知世さんとのトークショーに、客席から参加されて、久しぶりの3ショットが実現したそうです。これ、見たかった(聞きたかった)です。

 好きな作品を思い出すことは、当時の自分を思い出すことにもつながりますね。

 ドラマはあまり見る機会がありませんが、良質なドラマは心に残ります。また大林監督の話で恐縮ですが、作品をドラマとして公開した後に劇場公開をするというやり方をされていました。これは商業的な意図があると思いますが、ひとつの実験として興味深いです(「理由」「はるか、ノスタルジィ」等があります)。

 心を真っ白にして、先入観なしに作品を観て、それを好きになれたら最高です。

 大林監督の話をもうひとつ。今、芦別で映画撮影されています。最新作の「野のなななのか」を撮影中で、2013年末にも公開が予定されているそうです。30年前に大好きになった映画作家が、たった今も新作に取り組まれていて…それを観ることができるというのが何とも素晴らしいです。

 また、お時間があるときにお寄りになってください。
 ありがとうございます。それでは。
  1. URL |
  2. 2013/06/19(水) 16:35:02 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. |
  2. 2013/06/19(水) 21:36:39 |
  3. #
  4. [ 編集]

高柳さんと、原田知世さん、大林監督のスペシャルトーク、私も見たかったなぁ(^^)。

大林監督の作品を意識して見てなかったのですが、nobさんのお話しを伺って、なごり雪をみてみたくなりました。ありがとうございます。

映画館へは、だいぶ足を運んでいません。DVDを借りて見ています 良く。

nobさんの作品紹介を、また聞かせて下さいね。
  1. URL |
  2. 2013/06/20(木) 15:45:56 |
  3. 三毛猫は元気にやってます(^^)。 #-
  4. [ 編集]

ありがとうございます

 ありがとうございます。

 魅力的な上映会とトークショーです。
 原田知世さんは、「時をかける少女」については、映画も歌も避けてきたそうです。本人が意図することなく、デビュー作が即体表作になったんですものね…。第三者が想像するよりもっと大きなものがあったのだと思います。

 3ショットに尾美としのりさんが加われば、まさに「時かけ」です。

 映画はいろいろな見方があるのでお好きなようにご覧になるのが一番です。それでも、お好きな作品があって…「作り手」に興味をもたれたら、その監督の作品を追って観るのも楽しいと思います。映画は監督のもの、ドラマはプロデューサーのものとよく言われます。「なごり雪」は、セリフが棒読みに近いです。大林監督が仕掛けた演出上のハードルをこえられたら、とても素敵な作品に出会えると思います。

 映画館で映画を観るのが望ましくても、観逃した作品を観る時等、DVDは貴重です。

 また、面白かった作品等について書きますね。
 それでは。
  1. URL |
  2. 2013/06/21(金) 11:42:50 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://movieboxnobu.blog113.fc2.com/tb.php/1685-f39b0ba1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

NOBU

Author:NOBU
【徒然なるままDIARY】にようこそ!

 映画、音楽、カメラ、写真、美術、小説、旅行、グルメ等…好奇心が旺盛です(これだけが取り柄です)。

 相互リンク大歓迎です。よろしくお願いします。
 
 気軽にご覧ください。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。