【徒然なるままDIARY】

映画、音楽、写真(カメラ)、ネコ、旅行、絵画、オーディオ等…作者「NOBU」の興味があることを書きます。

正直に裁判の事を書きます

 昨日は、前に書いたように給与未払いの裁判日でした。

 とても疲れました。
 正直なところ、民事裁判は「真相」を究明するのではなく、早く終わらせたい一心で関係者を説得する場なのだという事がよくわかりました。

 前日(!)に、先方から書状を送ったそうです。郵便受けを見ても何もありません。後でわかりましたが、FAXで送付したとのこと。今はメールでやりとりするので、FAXはほとんど使用していません。仕方がないので、書状のコピーを開廷前に書記官にもらって目を通します。

 大声で笑ってしまいました。もし、開廷後にもらっても大声で笑ってしまうでしょう。

 労働契約の事実はない。原告は、会社に来て経理作業をやっていただけだ。

 書状は会長の話を聞き取り、弁護士がまとめたのでしょう。100%嘘なのはまだしも論理的に矛盾だらけなのです。

 面接した会計事務所の某氏は、原告(=僕)の経理能力の欠如を心配して、I氏を採用した。

 前に労働契約はないと書いているのに、これでは前に僕を採用したことを肯定しているようです。
 I氏を最終面接したのは僕です。僕の下で働いてもらうのに、(会計事務所の方が)使いやすいかどうかを心配して、僕が最終面接をしました(僕より年齢が上です)。この方は、自分の立場をよりよくするために後に好ましくない言動がありましたが、あと10年経理をやりたいという気持ちはわかりました。しかし、結局、8月に辞めたか、辞めさせられたようです。

 さて、開廷します。まず、先方の弁護士が和解の話を持ち出しました。具体的な金額を言いましたが、もちろん請求額より低いです。そして、裁判官と司法委員は強烈に和解をすすめます。

 これから裁判を続けて、控訴、上告と…最後は最高裁までいく可能性がある。しかも相手は法律の専門家だ。あなたはそれでもいいのか?

 まるで脅しのように話すのが裁判官です。裁判官は、どちらの言い分に正当性があるのか…真偽はどうなのかを見極めるものだと思いましたが、早く終わらせる事しか頭にありません。相当なお歳なので現役ではないかもしれませんが、弁護士の司法委員のおじさんも、和解をすすめます。

 僕は、和解なんて全く考えていなかったので、それはないと話すと…法廷内は僕と司法委員だけが残され、司法委員が僕に和解するように説得します。大声でべらんめえ調の憎めないおっさんです(取りあえず、先生と呼びましたが)。

 そんなにこだわってはダメだ。もらえるときにもらっておいた方がいいんだ。

 この人とは、こういう場でなければきっと仲良くなれるな…なんて思いました。僕は、弁護士が言った和解額と請求額の間の金額でなら和解を受け入れると言いました。これを数ヶ月、何年もやるのは嫌気が差します。結局、その後、司法委員と弁護士が話し合い、僕が提示した額に決裁がおりるかわからないので、この日は閉廷となりました。

 裁判官は、僕が書いた陳述書や資料を目を通して、「エネルギッシュだ」と言いました。そして、私(裁判官)や司法委員が、あなたの気持ちをわかったのだからいいじゃないか…と、続けます。僕は気持ちをわかってもらいたくて、陳述書等を書いて、法廷に来たわけではありません。もちろん、証人はいます。しかし…法廷で証言することで、少なからず今の仕事に影響がある人や、なるべく会社に関わりたくないだろう人たちばかりです。それを考えると…証人を呼ぼうという気持ちになれません。しかし、非はあちらにあり、嘘だらけの書状を目にして和解額を弁護士の言う通りにはしたくありません。それで提示された和解額と請求額の間をとりました。

 若い弁護士でとても感じのいい人です。法廷外で何度か話し合いになりそうです。僕は、たくさんお金をもらいたいのではなく…相手に否があることを結果として残したいのです。

 何だか肩すかしにあったような気持ちで閉廷します。次回は、年明けに第二審があります。その前に、法定外の話し合いで決着することもあり得ますが…取りあえず、昨日は結論が出ないで終わりました。

 裁判所の出口まで司法委員と話します。とても面白いおっちゃんです。相手に僕が言った額をのんでもらって、その後に値引くのはどうだ…と言います。「それは詭弁でしょう?」というと、「おれはいつもそうやってきた」と笑顔で言います。本当に憎めません。

 帰宅途中、弁護士事務所に連絡を入れます。都合がいい時に、(その弁護士から)僕に連絡して欲しい旨を伝えます。帰宅後、電話があります。僕は、某会計事務所のTさんがこの件のキー・マンだと伝えます。彼に連絡して、会長には話さないからと伝えた上で、話を聞けば、書状の内容が全て嘘だと言う事がわかりますよ…それで立場をかえる必要はないし、そのままでいいから(当たり前ですね…)、会長を説得する気持ちのベースにしてくださいと話しました。「承知しました」と言っていましたが…さて、本当に連絡するかはわかりません。逆に僕が、T氏に連絡して、弁護士に話してもらおうかとも思っています。裁判官は、真相を究明しようなんて思っていません。一刻も早く終わらせたい…この一心で臨んでいる事がわかりました。司法ってこれでいいのでしょうか?

 という、徒労感いっぱいで終わった一日です。
 勝ちでも負けでもありません。
 のれんに腕押しです。

 陳述書や証拠資料を読んだ感想が「エネルギッシュ」はないと思いますよ。どちらの言い分が正しいか…この視点が決定的に欠如していました(僕の認識が間違っていたのかもしれません)。刑事事件だと違うのでしょうか。

 僕が一番多く話しました。何とか裁判官と司法委員を説得しようと思いましたが…無理でした。
 とても残念ですが、法廷外で弁護士と交渉します。第二審の前に終わらせたいと思います。

 応援してくださった皆様、ありがとうこざいます。
 正直なところ、敗北に近い引き分けという気分でいます。

 それでは。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2012/12/15(土) 18:09:14|
  2. 雑談
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

お疲れ様でした。大変でしたね。
しかし司法に携わる人って、クチのウマさだけで世を渡って来た自信が満々なのかなんなのか
存じませんが、早く終わらせるために和解しろと原告を脅したり言いくるめようとする人
なんですね(; ゚д゚)
ちょっとショックです(T_T)これじゃ何のための法廷か分かりゃしません…。

でもよくぞここまで頑張られましたね。私だったら絶対途中で折れてますもの。
実は高校時代に少しだけ働いてたバイト先では、貰ってない給料がほんのちょっとだけ
あるんです…。当時はまだ子供だったし親に相談できる内容ではなかったので結局そのまま
うやむやにしちゃったんですが(:_;)
ホント無理せず頑張ってくださいね!無理だけはしちゃダメです(>_<)
  1. URL |
  2. 2012/12/15(土) 18:26:54 |
  3. ミカン・シボッター #-
  4. [ 編集]

NOBUさんへ!!

おばんです!
凄いものですねー!裁判官と司法委員を相手に渡り合い、「和解」を勧められた事はNOBUさんの「言い分」が通って居るという事だと思います。!
民事裁判は金額の問題が多く、裁判官はたいてい「和解」を勧めるようです。最終的に、判決まで行くと、裁判所の認定する金額は常識外の金額になると思います。「和解」をするのが政界だとおもいます。意地もあるかもしれませんが得にはならないと思います。どうか年内に決着をつけて良い年を迎えてくださる事をお祈りします。!素晴らしい、頑張りで流石だと感心しました。!!頑張って下さいねー。!
  1. URL |
  2. 2012/12/15(土) 22:24:57 |
  3. 荒野鷹虎 #-
  4. [ 編集]

NOBUさん おはようございます。

御苦労様でした・・・!!。

そしてお疲れ様でした・・・。

なかなか大変なようですね・・・それでも一発くらわせてやったんだと思って・・・!!。

負けじゃない立派な戦いです・・・!!。

おっちゃんは、こうはいきません・・・NOBUさんは立派です。
  1. URL |
  2. 2012/12/16(日) 07:15:48 |
  3. ひげ #-
  4. [ 編集]

ありがとうこざいます

 みなさん、こんにちは。

 >ミカン・シボッターさん

 ありがとうこざいます。

 高校生の頃のバイト料は残念でした。
 誰だって(もちろん僕も)どうしていいか…高校生だったらわかりません。

 僕のようなケースは、世の中にたくさんあるでしょう。
 いつものパターンだ…と、(関係者は)思って裁判が始まったのだと思います。
 ただ、原告が子供が駄々をこねるように、しぶとく主張したのが普段と違っていたと思います。
 書状は嘘だらけだ…I氏を面接したのは僕なんですよ、と言ったら、法廷内がシーンとしました。この「シーン」は「そうなのか」「意外だ」という空気に読めました。

 弁護士の和解額は、請求額の8割です。これは、相手が実質的に非を認めた事でしょう。僕が提示したのは意地だったかもしれません。無理せずに、頑張りますね。ありがとうこざいます。

 >荒野さん

 ありがとうこざいます。

 僕は和解は受け入れました。しかし、最初から和解ありきという、裁判官の態度が気にくわなかったです。明らかに、証拠資料から雇用契約はあったに違いないことがわかりますし、年俸は会計事務所の方や辞められたIさんが知っています。でも、このお二人を証人として呼ぶのは忍びないです。

 荒野さんのおっしゃる通りなんですね。民事は真実云々より、金額が重要であるように感じました。
 要は、僕がまだ青いんです。筋が通らないと思って、感情的にはなりませんでしたが…少し話しすぎました。
 ありがとうこざいます。

 >ひげさん

 ありがとうこざいます。

 確かに請求額の8割を和解額として提示してきたのは、相手が非を実質的に認めたと言えるでしょう。
 司法委員のおっちゃんが、この件だったら(和解額で提示された金額の半分)だと思ったと言っていました。
 でも、僕の話を聞いたらそうではないことがわかったと、後で話していました。

 僕はとても弱い立場です。弁護士なんて雇うお金はありませんし…日々の生活に追われる毎日です。
 どちらが主張していることが正しいか…これを最初から放棄したような、法廷にガッカリしました。
 世の中、こういうものだ…という、勉強にはなりました。
 無理せず、早期決着を目指しますね。ありがとうこざいます。

 >みなさん

 僕は、言うべき時は言わなければならないと思います。
 嘘だらけの書状を、幾分かは真実と思われたらたまらないです。

 でも、引くべきところは引かないと、今後の生活に影響があります。
 今週、弁護士と法廷外で話し合います。
 適当なところで線引きしたいと思います。

 みなさんの励まし、応援はとても心強かったです(実際に開廷前にブログの事を思い出しました)。
 ありがとうこざいます。
 
  1. URL |
  2. 2012/12/16(日) 08:43:04 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

法律って意外と弱者には厳しい事がありますよね・・
お金持ってる者が勝つみたいな場面がただあるでは
ありませんか・・・(TVの見過ぎかな(^^ゞ)

ブログを見て、凄い事をし始め、どうなんて行くのか
興味津津(すみません)で経過を見ていました。
そして感じた事は、やはり法律って弱者には優しく
ないな~ぁって感じちゃいました・・・




  1. URL |
  2. 2012/12/16(日) 11:35:22 |
  3. 星峰 #rdwG4C.k
  4. [ 編集]

ありがとうこざいます

 星峰さん、こんにちは。

 ありがとうこざいます。

 アメリカの裁判が典型的ですよね。
 高額な報酬で凄腕弁護士チームを雇い、敗訴と予想される事件を勝訴に導きます。
 元アメフト・スター選手の殺人容疑事件なんか、その典型だと思います。
 この場合は、法体系というより社会の仕組みがそうなっているような感じですが。

 さて…たぶん、一流と思われる弁護士事務所の辣腕(だと思います)弁護士が2名つく相手側と、町内会のルールを守ることさえ怪しい僕1人では、最初から勝敗が見えているような感じです。

 でも、よくよく考えると…請求額の8割で和解を提示してきたのですから…相手は実質的に非を認めていると考えていいと思います。でも、決して勝ったとは言えませんね。

 早期に決着をつけたいと思います。ありがとうこざいます。
  1. URL |
  2. 2012/12/16(日) 12:26:49 |
  3. NOBU #bf2PXrYQ
  4. [ 編集]

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  1. |
  2. 2012/12/19(水) 12:44:53 |
  3. #
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