先日、母、弟と夕食をとった時の事。
その日、目黒川に花見に行ったそうだ。
「きれいだったよ」…と、弟が言う(母が頷く)。
そうかと思って数日経つ。
雲が多いが青空も見える。
昼過ぎにカメラを持って出かける。
今回は、コンタックスRTSⅢ(プラナー50ミリF1.4)とソニー・サイバーショット・DSC-W300を持ち出した(結局、コンタックスで写真はほとんど撮れなかった。ちなみに、昨日撮った写真は後日にアップします)。
テレビで紹介されたのだろうか(とっくに紹介済みなのかもしれない)。
中目黒の駅で改札口を出るまで、5分以上かかった。
階段を下りないうちに、次の電車が到着する。そのため、ホームは益々混雑する。
目黒川が見える。その前に人の川が見える。
花見が盛り上がるのはよい事だと思うが…これほどの人出だとは予想していなかった。

笑顔の人が多い。春本番のうきうき感、わくわく感が伝わってくる。
もちろん、僕は1人なのだが…そんな人々を見ていると自然に僕も笑顔になる(1人だという寂しさ、マイナスのオーラは確実にあったと思うが、春なので失念(意味不明))。

人の頭をよけて上から写真を撮る。RTSⅢには出来ない芸当だ。
この当たりから、僕の顔は険しくなる(何故か川崎のぼるが描く眉毛を思い出す)。
橋を渡りさらに歩くと、低速ベルトコンベアーに乗ったような動きになる。

人出はそれほどでもないだろう…こう思われるかもしれない。
少し空いているときに写真を撮っている。
道が満員電車並の混雑の時は写真なんか撮れない。
通勤ラッシュ時の小田急線内で座り込んでワインを飲んだらどんな気分だろうか。
道脇の狭いスペースでチーズとワインを楽しんでいる女性グループ。
座っているところは自由空間なのだと思う。僕の前でビールを飲みながら歩いている男性は、そんな女性グループをチラ見し、隣の奥さんに「羨ましい」と一言。トイレに行きたくなったらどうするのだろう…と、後ろを歩く僕は考える。ここを脱出することしか頭にない。

橋の上から、(人の)頭の上から撮る(ややっこしい…)。
これだけ見たら、それがわからないだろう。

浅草仲見世の混雑を嫌い、脇道にそれた時を思い出す。
それっ!…と、メインストリームを脱出する。
思えば、傍流、裏道ばかりを歩く人生だった(しみじみ…涙)。
涙腺をゆるませ、「ルイルイ」という言葉が頭に浮かぶ。
「途中下車の旅」でひたすら明るい太川陽介。
彼のバッグは思い入れがあるのだろうか…生え際が明確ではないという、余計なことまで頭に浮かぶ。
生え際不明確で、江頭2:50を思い出す(敢えて田原俊彦は思い出さない)。
今回の被災地支援活動でなにやら江頭ブームになっているらしい。
この方は意外と思われるかもしれないが…実はかなりの知性の持ち主…インテリなのだ。
僕はエガちゃん(ファンなので、エガちゃんでご容赦)の某インターネット番組を楽しく視聴している(最近は忙しくてなかなか見られない)。この番組内で映画レビューのコーナーがある。映画を語る際のバランス感覚は絶妙だ。
「ルイルイ」から妙な方向に脱線してしまった。
最初に書けばよかった。
この桜は目黒川沿いのものではない。
「蛇崩川遊歩道」の桜だ(もちろん中目黒だ)。
「さくらだ」と言ったらサンタモニカ…。
発想、連想することが古い。

チューリップを見て「間寛平」を思い出す方はかなりマニアックだと思う(僕ぐらいか…)。
これがおわかりにならない方は…明日、会社、学校で誰かに聞いてみてください。


中目黒で下町的路地を発見。
向こうに何か見える。

「馬頭観音」だ。
お参りして…(かなり疲れたので)帰宅することを決意する(渋谷当たりを歩こうかと思ったが、その気力がない)。
嗚呼、目黒川は遠かった。
真昼の哀歌は、これで終わりです。
ご覧になっていただき、ありがとうございました。
(ソニー・サイバーショット・DSC-W300)
テーマ:桜 - ジャンル:写真
- 2011/04/10(日) 21:31:56|
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| コメント:3
桜も満開!
狭い路地での、花見は凄い光景に見えますが、比較的、静に見え控えめだと思います。
ささやかでも、自粛しないで、こじんまりと楽しむことは良いことだともいます。
今夜も、又強い地震があり、騒がしいことです。
関東地方も強い揺れだそうです。お気をつけてください!では又!
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- 2011/04/11(月) 18:34:19 |
- 荒野鷹虎 #-
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みなさん、こんにちは。
>ひげさん
ありがとうございます。
すさまじいまでに内容のない独り言です。
疲れて脳の働きが低下していたと思います(失礼しました)。
花見ですから…賑やかな方がいいですね。
でも、僕は人見より花見の方がいいです。
>荒野さん
ありがとうございます。
そうでした、小さな宴があちこちで開かれていますが…度を超したもの、羽目をはずしすぎてはいませんでした。楽しみつつも自制していたのでしょう。日本人はやはり素晴らしいです。ちゃんとわきまえていますね。
外を歩いている時にグラッときました。
まだまだ余震を感じます。
これ以上、被害が広がらない事を祈ります。
- URL |
- 2011/04/11(月) 22:39:44 |
- NOBU #bf2PXrYQ
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